日記

2024-03-02 09:58:00

室礼

なかなか行けず

久方ぶりの、お稽古。

お雛様の室礼をテーマに

 

宗匠の荘られるお床は、何ともいつも素敵で。

もちろんお持ちになるお道具ひとつひとつが歴史もセンスも作りも素晴らしいものばかりで。

さらりと書かれた金泥のお雛様は何とも上品で。こんな絵が書が書きたいなと、ポワン。

 

何より、お菓子のおはこびのお稽古で。

宰相からご指摘。決してマニュアル本には書かれない些細な?ことで。でもそれが日本の心を文化のすべてを物語っていて。そのご指導された後の所作がまた、何とも柔らかく穏やかで。

そう思える心を宿しなさいと。人を思うとはこういうことなのだと。そして物言わぬ所作からその事が汲み取れる人でありたいと。

現代の合理的になりすぎた?世の中で。忙しさのなかで私も忘れかけていた思い。、

こんな些細なことがなくなっていき、見えることのみに突き進んでいくささくれた世の中になっていくのかなぁと思うと。少しでもそんな心を伝えなければとそう思う。

そう、華瓶といわれたことが。まさにこのことかと。