日記
2024-03-12 22:39:00
豊か
戦後高度成長期と共に育ち。
今思えば、なんと豊かな人生を歩ませていただいていたかと。
音楽の分野などしらなかったけれど。物心ついたときから巷にテレビからアメリカ音楽が流れ、グループサウンズの全盛期で、そうマチャアキから始まって、ジュリー、しょうけんと、好きな人も変遷し。ちょっと生意気になるとビートルズをわかったような顔で聴き。そんな音楽は知らず知らずに身体に心に染み付いていて。今聴くと心が身体が踊り出して。
その後も昭和歌謡に小沢さんのクラシック、渡辺貞夫のトランペットに心ときめかせ、阿川泰子のなんともいえぬスモーキーなこえにこんな色気のある人になりたいと歌を聴き。
またその反面、日舞のお稽古から日本の太鼓の心地よい響きに魂揺さぶられ、ビアノをならいショパンにシューベルトにバッハにベートーベンに心躍り、ボリショイバレーの真似をして。
家ではおばあちゃんが文楽を楽しみ、浪曲聴くのを日課にしてて。
夕刻になったら晩酌をしながらおじいちゃんとお相撲観戦。八時は猪木や馬場さんに興奮し…。
きりがないほどの時代を越えた娯楽がひしめき合っていて、なんとも豊かで贅沢な幼少期だったかと。
フォークソングにちょっと背伸びをし、おしゃれになった世の中で、ユーミンやサザンに酔いしれて失恋しては中島みゆき。
年を重ねて思い出も沢山になりました。
思い出のお陰で、曲を聴けば心が身体が動き出し、しあわせになり
今音楽を聴きながら、そんな時代に音楽に感謝の気持ちで一杯に