日記
2024-10-07 07:41:00
樟展
同窓生の作品展
恩師の先生にお誘い頂き、もう五、六年は経つのでしょうか
先輩方々は、樟蔭の一番良き時代を過ごされた方々で。何だかどこか優雅で。
でもその時代に名だたる良家に嫁がれたご友人の方々の生きられた人生をお聞きしたり、様々な教訓がそこには感じられたり。本当に考えさせられ勉強になります。
参加された先輩の、教壇に立つようにご依頼がきた時の話に。何だか心がほっとして。
私せっかくのお話やったのによくよく考えて悩んでやっぱり、朝起きれませんて言うてお断りしたの、と。
何とも和やかなと思っていたら。
いつも朝きっちり15分遅刻されていたと。でも遅刻したからその分残ってお裁縫も、お勉強もきっちりして帰ったと。
先生はそういうわけにはいかないでしょ、と。だからよくよく考えて私は無理だと思ってと、ゆっくり穏やかな口調でおっしゃられて。
団塊の世代真っ只中。そんな風情は微塵も感じられないほんわかな。でも責任を果たせないとよくよく考えて決断された強さが感じられて。
樟蔭創設の女子教育の理念が、まさに貫かれていて
何だか嬉しくて。素晴らしくて。
先輩田辺聖子さんもしかり。
搬出の時、先輩のお手伝いをしていたら、画廊のオーナー先輩にお声がけ頂いて。
ありがとうな、年よりのお世話してもらって、
あんた徳積んでるで。
と。
こちらもまた素晴らしい先輩。
やっぱり、縁とは導かれるものなのだなと
様々なことからもそう思わされる