日記

2024-10-09 05:54:00

背中

溺愛でした。今思うと。

七年かかってできた子は、天から授かったと思え。

すぐにまた授かった子は双子で、お腹の中から親を独り占めすることなく、不憫で不憫で。

 

三人分の愛情をと我が身を一心に子供たちに捧げるような気持ちとなり

 

そんな私をみかねてか。男の子三人やったらお習字絶対にやめたらあかんよと言ってくださる先輩もおられ。母も姑もやめないように全面協力してくれて。今、だからそういわれたのかと、そうしてくれたのかと心から感謝しています

 

息子が思春期に入る頃。もう手放さなあかんよ。とアドバイス頂き。男の子やしと、自分もそう思え。書道の勉強を再開することを決意。

これからは寄り添うのではなく、背中を見せて行こうと思えて。

 

でもその背中は、さんざんなものでした。

久方振りの世間は書道界は、初めて接する東京の環境は学ぶことばかり。それまで支えてくれていた人とも縁が遠のき、たった一人で思い悩み喜びつまづき。身も心も精一杯を通り越し、鬱にもなり。病院にも行けず、なんとか自分の知識で経験でそれまで身に付けてもらった教えでその日をこなして。

でもふってわいたような出来事やコロナは、ありがたい環境をくれて、ありがたい道に導いてくれて。今ようやくしっかりと大地を踏みしめているような歩みとなりました。

 

家のこと、子供のことも今までどおりには行かず。息子の心にも寄り添えきれず、あぁなんていうお母さんだったのだろうと、今も胸が痛みます。手放すのが早かったと悔やみもします。

 

でも息子が選んでつれてきた人は皆。とてもよく馴染めて、どこか自分と同じものも感じられて。素敵な良い人と思え尊敬もでき。

良い背中は見せられなかったけれど、確かにご先祖様から受け継いだ心は息子にも繋がれていて、私の父母を尊敬し未だに愛し目標にしてくれる姿をみていたら。幾ばくか私の育ててきたことも間違ってなかったのかと安堵の気持ちにも

反面教師やと、お互いに言い合い

良い夫、父を勤めてくれています

息子みたいな人と結婚したかったなぁ

と思う自分を見つめてみると

いまだに溺愛😊