日記

2025-03-07 05:16:00

お稽古

東京お稽古

その前に皆さんで創玄展に。赤澤先生の作品解説もあり。作品解説もとてもいい勉強になったのだけれど、何より創玄の仲間は皆兄弟であると言う言葉に心引かれる。

確かに、金子鷗亭先生の門下、皆兄弟弟子であるのだけれど。そういうことではなくその姿は各会派に別れても協力し合い本当に心込めて接しておられるのがわかる。

鷗亭先生の、書道界きってのお人好しと書かれた本を読んだことがあるのだけれど。私などが鷗亭先生を語ることなどできないけれど、その凛としたそして実直なお人柄から学ばれ、受け継いでいこうとされる先生方の強い意志というものが感じ取られ、分裂を乗り越えられ再び最大会派となり得たその底力というようなものを感じる

全く我々とは違うその書への思い。

そして書への取り組み。

それを頭では耳では知っていたけれど本当に感じられた気がして。

 

その後のお稽古は、また格別の思いがし、先生方の教えもまた違ったように感じる

 

東京へ行ったおり、どこの馬の骨かもわからない私に、僕らと共に博光会を支える人になって下さいと当時40歳の先生に言われたこと、まさかありえへんと思ったのだけれど。たった十年そこそこでお弟子さんも公募展にだしてくれるまで成長してくれて。少しはお役にたっているかと思うと。これまでのらりくらりと過ごしてきたような歩みであったのにここまでお導き頂きありがたいことと、心からそう思う。

長い年月の間に、またちがうのらりくらりも身について。確かにそこから様々とお与え頂くものを何より大切にしていきたいと、そう思うのです