日記

2025-03-21 20:01:00

ミロ

他会派の展覧会をみて、

 

その後ミロ展を

ミロは圧巻。

好きな絵画だったけれどより深く感じ入る。やはり実際に本物に触れないと本当の感動は起こらない。ポスターやポストカードでお馴染みだったけれど、やはり実際に見るのは全く違って。ミロの生涯も知り、人となりを感じた後の、その肉筆の作品は迫るものがあり。これがミロなのだと。

ヨーロッパ近代美術は日本の影響を受けているというのは、有名すぎる周知のことだけれど。

ミロもしかり。

先日六本木のミッドタウンでエミール・ガレ展を見たのだけれど、やはり日本の影響下にある作品が数多くあり。初期の影響下にある作品と、晩年の作品を見るに、影響とはこういうことかとも感じられ。

でもミロはまたそれとは違い。

書や禅にも傾倒していたことからも日本のミロの内面への影響をも感じられる。

仙厓和尚の書いた作品を元に書かれたものは、ミロ独特の精神性を表していて。

花火の連作はまさに日本の書とも見える

ミロはトランスに入って書くこともあったと。洋画に書の集中まさにトランスから生まれる一瞬の線の美しさはないと思っていたのだけれど。ミロの絵にはそれがあり。手が呼吸すると言ったミロの言葉が響き、書とまさしく同じものを感じる

 

90才まで現役を通したミロの晩年の作品を見るに、

ミロのいうところの精神性とはということも問われているような

ミロの言葉にある、3000年たった人がこの絵を見て何を感じるか、と問いかけ、精神の扉を開いたと語ったミロの心のなかは計り知れない

 

良い展覧会を見させていただけて

沢山の気づきがあり

良い1日