日記

2022-09-28 02:59:00

整う

最近、「整う」という言葉をよく耳にするようになりました。サウナ後とかのことみたいですね

整う、お稽古やお寺での会話にたまに使ったりしていましたが、もっと清らかで重みのある言葉として使っていたかと。

母は、嫁入り仕度を娘が生まれたときから整えてくれました。どこへ出しても恥ずかしくないようにと、大した家でもありませんが、学問に加え、様々なお稽古事をさせてくれ、嫁入り道具にと、こつこつ着物やお道具を揃えてくれました。

 昔はそんなけじめがそこここにあったような気がします。

法事や祝い事があり、お人をお招きするときには襖や畳を張り替えて。

婚礼のときには家を普請して、すべてを清らかに整えて手塩にかけて育てられたお嬢様をありがたく迎え入れたものでした。

息子たちもそんな歳となり、サロンのお教室も老朽化し、そんな想いを持ってとCORONAの期間に家を改装。何とか今月にはほぼ完成に至ります。

 

何事にも整えるとは、温かな心のあらわれなのですね。

様々なことがどんどんと曖昧でいいかげんになっていく世の中に、整えるということの大切さありがたさをより感じる今日この頃です