日記
2022-11-01 07:18:00
光壁、設営
堀木さんの和紙が搬入され、本書きした書作品と合体?作業に
堀木さんとの打ち合わせの通り、お弟子さんお二人と様々と思案して、ようやく合同制作作品となりました。お二人の作業も完璧で、さすが。
この一枚と夜明けに書いた渾身の作と堀木さんチームの力作の和紙が重なって…。
和紙の気泡と墨の跳ねが、和紙の彩色の流れと墨の筆後が絶妙に溶け合い、墨色と彩色、何もかもが書かれた文字のごとく宙のよう。
思った以上のものとなり、大和工業さんの苦心の電気装置に灯りがともったとたんに、皆から思わず上がった声に…。本物ができたと確信。
墨、紙、色、そして灯り…。別世界のものでも懸命に心込めて作られたものが合わさると、単体では表現しきれない未知のものとなり何倍もの光を放つのかと。
円融無礙とはこういうものかと…。ほんの少し体験したような感覚に。
様々なものに、そして何より人の心に溶け込める書を一つでも多く書ける人になりたいと思いがつのります。