日記

2023-03-14 05:50:00

作品

雲の上に綾蝶(あやはびら)舞い雷鳴す。

あやはびらとは、おそらく魂ではないかと解説にある。雲の上にとあるので納得させられる。

あやはびらの意味も特に知らず、雄大さと蝶と舞うと綾の文字の造形の美しさに引かれ作品を書き始めました。ちょうど父の看護のさなか。

力及ばす父が亡くなり、お通夜の日に大雨が降り季節外れの雷鳴が響き渡りました。こんな大雨のなか皆さんに来ていただくのも…。と心配していたら始まる前にピタリと雨がやみ、まるで清めの雨のようでした。父らしいねと皆で話をして、たくさんの方にお参りをいただきました。

その後落ち着いて調べてみたら石牟礼道子さんは水俣病に尽力された方で、おそらく綾蝶と魂の事を表したのだろうと解説されていました。

三年がたち。思い出と共にそのままになっていた綾蝶の作品を再び書き始め。

気負いもなく気分よく書かせていただいた作品。

父が守ってくれたのかと。20230310_161432.jpg