日記
2023-04-23 21:23:00
読経
知恩院にて法然上人の御忌会に参加の機会をいただいて。
御影堂にて沢山の沢山の御僧侶の響き渡る読経のお声と唱讃導師様の澄んだお経が唱えられるなか、御門主さまと共にご十念を唱えさせていただきました。
なんと貴重な経験を。有難いことです。
荘厳なご法要のなか、
山や川と手付かずの自然に囲まれた山村で手を合わせては穏やかに人と寄り添い生きた二人の祖母の姿を思いだし。これが原点、源なのだと。
格式や伝統のある荘厳な祈り教えも知らずに、少し前の日本には隅々にまで伝統の心が脈々と伝えられていて。
ある意味生きやすさがあったのかもしれません。
しんどいこと、嫌なことがあったら、文句言わんと南無阿弥陀仏と唱えたらええと、有難い有難いと口癖のように言っていた祖母の姿を思いだし。祖母に限らずその時代の日本人の姿だったのだなぁと。
子供の頃に経験させてもらえた代々の日本の教えは脳にもDNAにも残ってくれていて…。
今の時代にも、役に立ってくれています。