日記
2023-05-10 04:32:00
上品
子供の頃から、回りに素敵な明治生まれの先生方がおられたからか、その時の時代への反発だったのか、上品でありたいと思っていました。
実は正義感の強いガキ大将で卑屈な男の子を泣かしてしまうような、女ながらにお祭り好きで、盆踊りで一晩中太鼓を叩いていたような人でしたが…。
今までを振り返ると、その言葉をファッションや人との関わり、書の表現、何かにつけて発していたように思います。心のどこかに憧れであった大人の女性像でしたが…生きる道しるべになっていたような。
ある時仏様の世界にも上品と下品があることを知り、また今上品という素晴らしい考え方も知り、上品という思いに深さを増していただきました。
子供の頃からの思いは遥か広いものであったのだと、そんな人になれるかどうかわかりませんが、漠然と何十年も憧れてきたものは間違いなかったのだと。
理屈はあとからついてくる。
と共に、歩んできた思いに、これからの道にたしかさを感じ。そんな人になりたいと。あとわずかですが…。積み上げてきたものを大切に。
精進