日記

2023-05-29 06:01:00

宝物

誕生寺で、沢山の宝物を拝見。

ご本尊は法然上人自ら掘られた等身大のお御影。皆で読経のあと、ご開帳していただき、すぐそばでお焼香をさせていただきました。

遠くで見るのとはまた違うとても優しいお顔で、念仏で誰もを救うと覚悟をされた真の優しさを感じられて。阿弥陀さんのお心にかさなり、胸が熱くなる。

ご宸筆を始め、法然上人の直筆、著名な方々の絵画や書簡お道具…。素晴らしいご寄進の品々が沢山に。

法然上人のお筆は何ともたおやかで上品で、平山郁夫さんの般若心経は落款の如くシャープで清らかで。平櫛田中の大黒さんは飄々とどっしりと。勢至丸が比叡山で無事に修行をとお山に向かって毎日拝まれていたという母上の像はどの時代も変わらぬ親心が清らかに表現され、歴史のある建物と襖絵のなかで何とも厳かに拝見させていただきました

 

今週は月の5週目で、お稽古もなくご褒美の週。構想段階の作品を書き込もうと思います。

様々と素晴らしい環境のなかで素晴らしい作品に触れさせて頂いて、作品を制作するお力を頂いて、大銀杏のパワーも頂いて、勇気百倍

この木曜日は日展、現代展、臨書展…。大御所展覧会のご指導が始まります。それに加え関西創玄記念展の最終締め切り、新築ビルに飾られるご依頼作品の書き込み、京都西陣織の作品の打ち合わせと‥目白押し。

東京に持っていく作品の構想は10点以上ありますが、さてさてどれだけ作品となって持って行けますやら…。ドキドキ。

どうぞお守りください