日記
2023-06-03 06:45:00
道筋
子どものころ、松竹新喜劇というものがありました。姉は吉本派?私は松竹派?でした。
なくなっていった大好きな話芸や喜劇には忘れられないものが多くあって。てなもんや三度笠。枝雀さん。上岡龍太郎さんもしかり。どこか品があっておしゃれで、語り口も独特で。辛口の中にもスッと心に入って溶けていくような感じがあって。
今は見られなくなった芸の奥底には、培われた知性や研ぎ澄まされた信念?哲学?というものが感じれてその中に人を思う心も感じられて。ただ表面の技術的な笑いではないものを子ども心に感じていたのかもしれません。
後になって育った家庭や生きて来られた道筋などをお聞きすることもあり、上岡龍太郎さんのお父様はたしか、お金にならない訴訟ばかりをひきうけてくる弁護士さんで、間違った字のくずし方をしたサインを書いていたら間違った字を書いたらアカンとくずし方を教えてくださったとかとどこかで聞いたことがあります
人は一日でならず、与えられたその時時を懸命に思慮深くこつこつと積み重ねていくことがその人の人となりとなり何事にも醸しだされるのだなぁと。
大分前に誰のはなしか忘れてしまいましたが😅💦上岡龍太郎さんがご親戚で、親類の結婚式に親族として来られたとか。
変わらずダンディーで、スピーチは現役時代と全く変わらず流暢で素敵だったとお聞きしたことがありました。
一つ筋の通った方というのは、いつまでも凛とおられるのだなぁと思ったのを思い出しました。
自分の定めた道を凛と、…素敵なこと。
子どもの頃の楽しかった思い出と共に、いつまでも心の道しるべに。