日記

2023-06-11 19:03:00

帰路

 一度は行きたいと思っていた尾瀬に念願かなって。

爽やかな風と薄曇りの柔らかい日差しのなか広葉樹の森のなかをひたすら歩き歩き、そして水芭蕉の咲く湿原へ。沢山の可愛いお花も咲いていて、それはそれは別世界。

雪の残るたおやかな趣の至仏山となんとも力強い燧山に囲まれて。保護のために作られた木道を歩いて手付かずの自然を堪能させていただきました。

山小屋にて1泊。ぼっかさんが運んでくれた食材で作られた食事をありがたく頂いて、1日無事過ごさせていただいた感謝と共にはや9時に就寝。夜明けと共に起床し、今日早朝から小雨の中を出発。ここでは傘というものはなく小雨をヤッケを着た肌に感じなから復路を。湿原と小雨と自分の体がなんだかとけあうようで、疲れた身体も忘れて歩いていました

ザックを担ぎ往復二十キロ、疲れるはずの体ですが、清らかな湧き水の流れに幼い頃に駆け回った祖母のいる山村の思い出がよみがえり、青春の頃に鍛えられたからだの眠っていた細胞のようなものが喜んで起き出してくるような?感覚に包まれて。歩みを重ねれば重ねるほどに元気になって、様々次々と思い浮かんだことも思慮でき、世知辛い娑婆の世界から清らかな世界へと誘って頂けました。

現実世界に戻ると、まだまだなみだのとまらないこともありますが。

大大自然の中でありがたい二日間を過ごさせていただきました。

 今日この日に誘っていただいたことに心から感謝