日記

2023-12-03 19:13:00

闇。というと恐ろしいイメージがあります。

平安貴族は魑魅魍魎が、闇に闊歩すると。夜は恐れられていました。

でも本来闇とは神聖で畏れ多いものと。

神が降りられるのは闇のときと。天皇陛下の大切な祈りの儀式は夜を徹して行われ。日本にはまだまだ神秘の世界が脈々と伝えられていて…。

そんな闇のなかで書に向かっているときある特別な感覚が涌き出てくる時間がありました。 鬱の病に蝕まれ人として成り立たなくなったとき、闇のなかでいることの安らぎを心の芯から味わえたことも。

そんな個を越えたような….闇のなかでは全てが素となるからこそ、日常では味わえられないものが感じられるのかもしれません

 

 闇を尊び畏れを抱き、そしてその闇に溶け込むように静かに静かに抱かれることのありがたさを心の底から感じられることが、…この上ない幸せというものかもしれません