日記

2023-12-02 08:10:00

仁左衛門さん

仁左衛門さん。大好きでした。若い頃は荒事がやはり好きで勧進帳は良く観に行きました。、染五郎さんにはまりラ・マンチャの男も良く観に行き様々な思い出もあります。仁左衛門さんのダンディーで関西弁ではなされる何ともはんなりとした雰囲気もすてきで。大好きでした。でも曽根崎心中を見ても世話物は何だか良く理解できず…。

 

今日の仁左衛門さんの由良之助を拝見し。圧巻

演じていても舞うようなたおやかさ、艶やかさ。決めも型もないのだけれど、そこここに美しい姿が自然に表現されて。何とも心地よい美しさが醸し出されて。生きてこられた道のりと舞台と様々と経験苦闘を真摯に繰り返された上のものなのだと。ただただ、ポカンと見いってしまいました。

色っぽくて、誰よりすてきで。これぞ上方歌舞伎の真髄というものをを、見せつけられたような気がいたしました。素晴らしい。

 

このような舞台を、拝見することができ。

心から感謝。

 

2023-12-02 07:42:00

京都南座

顔見せ初日。団十郎さん勸玄君の襲名口上もあり。

一番前の桟敷席を取って頂いて、何とも贅沢な。花道で助六の型を決める団十郎さんと目線が同じで、堪能させていただきました

口上には勸玄君から仁左衛門さんまで四世代のごあいさつがあり。勸玄君が何とも健気で堂々とされていて、胸が熱くなりました

舞台裏の、奥様方々の決して夫の前には出ず、でも華やかなそして奥を取り仕切るキリリとしたお姿に、その背景にあるものを想像しながらため息が漏れそうに。そうそう少女の頃に歌舞伎にはまり様々と舞台を拝見した頃のことを思いだし、歌舞伎役者の妻に憧れた時期もあったなぁ…と。でも誰でも勤まるものではありませんね。素晴らしい。

満員の南座、この文化も脈々と続いて行くと確信いたしました

2023-12-01 08:07:00

ゆくて

どうか高い理想に。高い思いに。

 

2023-12-01 01:08:00

情熱

歳を重ねると、感情の中身も変わっていくようで

湧き出るものは滔々とあっても、静かな揺るぎのないそんなものとなり。それは情熱というものよりももっと深くそして熱いもののように感じます

2023-11-30 23:34:00

今日サロンのお稽古で、北溟先生の展覧会の作品を見ながら師弟の話に。

師を亡くしてからが、本当の学びであるということを語ってくれた方があり。話がはずみ。

昔から守破離と言われていて。確かに師に着いている間は教えてもらえるというどこかに甘えがあって、いくら離の境地に至ったと思ってもどこか無意識に頼っているものがあるのかと。まさにそれはそう思う

母がなくなったことで、感じたことをお話しし。

母がいるときはどこかひ弱な部分があり、良く母に話しては勇気付けられていたことがありました。でも母がなくなったことで、そういう存在がなくなったという意識は自然と芽生えるのか、まさに肝がが座るというか。開き直るというか、本当に動じることが少なくなっていきました。

それはどうしてなのか、自分でもわからないのですが。

ただ守られているという感覚がとてもあり。大丈夫とどこかで思えるのです。もちろん様々な成功体験も重ねてきた経験値というものかもしれませんが。

いつも亡くなった母が側にいてくれる感覚があるとある時お話したことがあって。その時に死んだ人か執着して、成仏できてないといわれたことがあり。驚いて、あまり心配掛けたら母が成仏できなかったらあかん。と思ったのですが…。

でもそれは、やはり仏の心、姿なのだと思います。

阿弥陀仏が、一刻も早く苦しむ人を助けに行くために足を浮かせて立っていらっしゃると、いう話を聴いたことがあります。まさに、親心とは生きていても死んでからもその様なもので、仏になっても子を思いいつでも飛んできてくれるそんな暖かな心だと思い感じるのです。だからこそ、残された子供が真に強く逞しくなっていくのだと。

ある再会の時に、両親が揃って夢に出てきてくれて満面の笑みで喜んでくれました。本当に出会うべき人に会わせてもらえたのだなと、そう思いました。

なかなか心通わず苦しむ時もあり。でもそれは今、必然の時であるようにも思え、これからのために与えられた試練修業のようにも思えるのです。

いつも両親が高いところから見守ってくれ、何かあればすぐに飛んできてくれ、間違わないように道を照らしてくれているようにも感じます。

素晴らしい方々にご縁を頂き気付きをいただけて、共に学ばせていただけて、何と豊かな有難い環境におらせてもらえるのかと、改めて感じ。

そんな与えていただいたことを、残りの時を勤め励めといいきかせながら。何より巡り合わせて頂いた両親が心から喜んでくれた、俗世を越えたような大切な大切なご縁を成就したいとそう思うのです