日記
中秋の名月
中秋の、とは、旧暦8月15日のこと。そのときに月を愛でるのがお月見。だからお月見はいつも満月とはかぎらないのです。
今年のお月見は十五夜の満月とのこと。確か去年も?
中秋と仲秋はちがうとか、授業で色々ご説明しましたよね😊👍
日本の暦は旧暦が合うとやはり思う。
二十四節気七十二候。元々は中国のものですが、日本の風土と気候にあわせて大幅に手が加えられ日本の稲作にあわせて作りかえられました。何ともたおやかで。でも太陽暦ではこの暦を味わえないことが多いのです😣お月見も旧暦であると、どれだけの人が知ってるのかなぁ。
十三夜のお月見は日本独特のもので、少し控えめなお月さまに情緒を感じる日本人の感性のあらわれとか。両方見ないと片見の月と言って嫌がられたとか。何とも律儀な日本人の根本精神が。
(十日夜というものもあり、これまた日本独特のもので、旧暦10月10日に行われました。)
いも名月に対して十三夜は栗名月と言うのもまた一興。
それより…今宵月は見えるのでしょうか😣
恐山
恐るべし…恐山
ブラタモリに釘付け
今夏に恐山にいく予定でしたが、神社参りの予定が続き、さすがにしんどくなってしまなみ海道に変更しました。
国文科のゼミで母の出生の地にゼミ旅行に。実家には一間の御仏壇がありますが、そういえばお墓は最近のものがわずかに。
山あいの揖斐川の上流。むらを川がながれ、やまがわの対岸には民家もなく崖がそびえわずかに所々川原が。
先生が、対岸の川原があの世です。と確か仰ったような。
生家も朽ち果て、更地にして守りながら町に移った伯父の元でくらした従兄弟が、立派な墓を建立してくれ。そのときに本来は墓の習慣がなかった地であったとわかったと。
死者と寄り添うように暮らした人々があったこと…、ほんの少し前の日本人の姿に、あっぱれ日本を感じる。
こんな感覚感性もこの先どうなっていくのでしょう
朝
朝いつものように窓を開けると、爽やかな空気が
季節は変わっていってるのですね
源氏物語
源氏物語は学生の頃はあまり好きではありませんでした。
万葉集の素朴で、直球、清々しさ、という感じがとても好きで。
源氏はなんだかどろどろしているように思い、他人の裏表や、様々な技巧もあり、頭で書かれた感じがして…、
あまりいまだにしっかり読めていませんが…、人の情、内面を観察する紫式部の洞察力と表現力…、と解説にあるようなことばが少し解るようになったのかもしれません。
平安の世から何ら変わらぬ普遍の物語も読み手の成長と共に変化するのですね
これから書作品として書く源氏はどんな表情をしてくれるのでしょう
源氏物語
京ことば源氏物語
山下智子(女房語り)さんの語りで第四帖夕顔を拝聴
大学のゼミで明石、須磨を原文で。註釈書は活字で。あさきゆめみしも。そして今日は語りで。
どうも画像での源氏は受け付けず…、
今回の語りは情景に合わせて音も入り。とても心地よく拝聴させていただきました。
後のお食事は雲の紋様の大皿が使われ…、さすが花外楼
堪能させていただきました。良い1日でした。