日記
東京
まもなく東京。
昨晩10時に戻り、トランクの中身を入れ換えて、東京錬成会。
コロナあけ久方振りのお泊まり合宿です。大御所展覧会、日展、現代展のご指導です。先生方にも気合いが入り。
沢山作った作品をトランクに積め、幹部の先生方に見ていただきます。
久方振りの緊張感と高揚感がつのります
何より一人にならず皆と居れることがありがたい
がんばろう…
帰路
一度は行きたいと思っていた尾瀬に念願かなって。
爽やかな風と薄曇りの柔らかい日差しのなか広葉樹の森のなかをひたすら歩き歩き、そして水芭蕉の咲く湿原へ。沢山の可愛いお花も咲いていて、それはそれは別世界。
雪の残るたおやかな趣の至仏山となんとも力強い燧山に囲まれて。保護のために作られた木道を歩いて手付かずの自然を堪能させていただきました。
山小屋にて1泊。ぼっかさんが運んでくれた食材で作られた食事をありがたく頂いて、1日無事過ごさせていただいた感謝と共にはや9時に就寝。夜明けと共に起床し、今日早朝から小雨の中を出発。ここでは傘というものはなく小雨をヤッケを着た肌に感じなから復路を。湿原と小雨と自分の体がなんだかとけあうようで、疲れた身体も忘れて歩いていました
ザックを担ぎ往復二十キロ、疲れるはずの体ですが、清らかな湧き水の流れに幼い頃に駆け回った祖母のいる山村の思い出がよみがえり、青春の頃に鍛えられたからだの眠っていた細胞のようなものが喜んで起き出してくるような?感覚に包まれて。歩みを重ねれば重ねるほどに元気になって、様々次々と思い浮かんだことも思慮でき、世知辛い娑婆の世界から清らかな世界へと誘って頂けました。
現実世界に戻ると、まだまだなみだのとまらないこともありますが。
大大自然の中でありがたい二日間を過ごさせていただきました。
今日この日に誘っていただいたことに心から感謝
尾瀬
復路
悲しい言葉
そんなふうにとるの?と思うことが
この上ないご縁や偶然が重なり、自分の人生の根底にあるものにようやく気づかせてもらえ、その道をどうやって進んで行ければ良いのかと。真剣に考え悩み、様々な出来事やありがたい言葉に出会いようやくたどり着いた答えでした。
誰一人昔私が味わったような苦しさを味わうことなく、皆が幸せにと。その上にしか成り立たない進むべき路と思っていました。
だからこそどうか進むべき道を、清らかな路となるようにと、皆が喜んでくれる路となるようにと願っていたのです
争うことを良しとする人間か、小手先のテクニックを使う人間か、人をおとしいれるような人間か、ずっとみてきたひとはわかってくれるはず
確かにあまりに様々の予期せぬ偶然に少し舞い上がっていたかもしれません。自分の進むべき道がしっかりと見え、この道を歩んで行くためにと、早く説明したいと心がはやったかもしれません。
でもそれはそれだけ真剣であったということ。その道がある人のそして皆の人の幸せに繋がる道であると信じていたからです。
その事をしっかりと心に刻み、一から見つめ直してみようと思います
深く
何事も
深く深く。
どうかまたその向こうを深く深く。